北リアス病院

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北リアス病院がめざすこと
理事長 長岡重之

社団医療法人 祐和会 北リアス病院
理事長・院長 長岡 重之

当院は、1977年(昭和52年)に開設した地域に根ざした病院です。平成18年から病院長を務め、平成23年には北リアス病院へと名称変更しました。来られた患者様が“今よりもよりよい社会生活が送れるように”をモットーに、職員一同協力し合いながら患者様中心の治療を心がけております。

現代社会は従来と比べ、より高いコミュニケーション能力を要求される時代です。ストレス過多も関係し、精神的な病気は大きく増加しつつあります。最近、厚生労働省は、がん・脳卒中・心筋梗塞・糖尿病の4大疾病にあらたに精神疾患を追加し5大疾病としました。

年間2万5,000人以上が自殺し、その主な原因とされるうつ病が年間100万人を超え、高齢化社会の進展もあいまってアルツハイマー病などの認知症疾患も500万人を超えるとされる現代において、精神的な病気は決して珍しいものではなく、日常的に誰でもなり得る病気となっています。

1.眠れない・食欲がわかない・気分が浮かない・意欲がわかない・内科ではどこも異常がないと診断されたのに頭痛・めまい・吐き気などの身体不調が持続するうつ病 、2.気分の落ち込みや意欲の低下に加え、気分にムラがありイライラしやすく自傷行為などの衝動行為や怒りっぽくなったりする双極性障害、3.お酒の量がどうしてもコントロールできず、仕事や家庭生活などの社会生活に支障をきたしてしまうアルコール関連障害、4.物忘れなどのためにこれまでできていた家事や買い物ができなくなり、日常生活に支障をきたす認知症 、5.周囲とのコミュニケーションが上手に取れな・対人関係が苦手・独特のこだわりがある、などの症状のために学校に行けない、会社に行けない、最終的には引きこもってしまうといったアスペルガー症候群などの発達障害などが、最近外来でも増えてきています。

しかし、昨今の精神科の治療薬の進歩はめざましく、こういった疾患の症状を緩和させたり、進行を抑えられるようになってきています。「性格の問題だから仕方ない」「年だから仕方ない」とあきらめがちですが、こうした症状には多くの場合、何らかのこころの原因が認められることがあります。当院では、物忘れ診療、児童思春期専門治療、アルコール依存症のための専門外来などをとおして、早期に社会復帰できるためのお手伝いをさせていただきます。

当院の特徴としては、おくすり以外の治療として、うつ病の復職支援のためのリハビリテーション(リワーク)、昼夜逆転などの日常生活のリズムを整えたり、対人関係のスキルアップを行うことによって社会復帰の支援をおこなったり再発を繰り返している人の再入院を予防することを目的にデイケア治療をおこなっています。

また当院では、これまでの精神科的治療では治療改善が認められなかった難治性の状態や、薬の副作用のために十分な薬物療法が困難なケースにおいては、修正型通電療法という専門性の高い治療も積極的におこなっています。この療法は短時間の全身麻酔管理下において低流量の通電をおこなうことによって、難治性の抑うつ・不安・幻覚・妄想などの症状を緩和させる効果があります。さらに、従来の薬物療法と比べても服薬量を著明に減量することが可能です。欧米などの海外では一般的におこなっている療法で、多くの医療機関から難治性で対応に苦慮していたケースに改善がもたらされたことが紹介されています。当院でも平成23年から修正型通電療法を導入し、良好な経過や効果を認めております。

精神科の治療には決してあきらめない根気強さが必要です。長時間病気で困られている方には、薬物治療に加えデイケアなどのコミュニケーションの練習や生活訓練なども組み合わせる事によって症状の改善や生活の質の向上に有効な場合も多く認められます。思い当たる症状があれば気軽にご相談していただければ幸いです。